卒業研究展2021

仁愛女子短期大学

卒業研究内容

04 Megu:Re

脱色した服でひとめぐり
伊藤萌

目的

着ない服を脱色することで着たいと思う服にし、脱色前より服に対しての思いが強くなるような服にするのが目的である。またMegu:Me(私)が脱色した服を着ていく中で服と人との間に生まれるコミュニケーションを見つけていく。

 

方法

⑴ Tシャツを30枚脱色する

・脱色の知識と経験を増やすため T シャツを 30 枚脱色した。脱色のスキルや上がり、レパートリーが広がった。

図1 30枚脱色したTシャツの一部 ①雲Tシャツ②びっくりTシャツ③カラフル太陽Tシャツ④英語Tシャツ箔バージョン

 

⑵ ダサイTシャツをレベルアップさせる

・脱色に失敗したものやダサい T シャツは新たな方法を加え、脱 色 T シャツをレベルアップさせた。

 

⑶ Tシャツ以外の服を脱色しコーディネートを考える

・T シャツ以外の服を脱色し、コーディネー トを考えた。

 

⑷ 脱色した服を実際に着て1週間生活する

・自分で作った脱色した 服と私服を組み合わせ実際に着て一週間過ご した。自分が実際に脱色した服を着た事で人とのコミュニケーションが生まれた。

図2 実際に着た脱色1週間コーディネート

 

⑸ 共同研究のTシャツを作る

・ゼミ生と協働でテーマやそれに合った衣装 を考え、イモ掘りを行った。

図3 実際にイモ掘りをした時の写真

 

⑹ 参加型企画「Megu:Ru」を行う

・友人 や知人から服を借り、私が脱色して服を 借りた人に戻し一日着て生活してもらう企画 である。ここで参加者と私の知らない誰かとのコミュニケーションが生まれた。

図4 「Megu:Ru」に参加してくれた一部の方

図4 図3で着ていた脱色した服のBefore,After

 

(7)  脱色ソックスを販売する

・脱色を知るきっかけとなるコミュニケーションを見つけていくため脱色ソックスを販売した。

 

結果と考察

 着ない服を脱色した事で着たいと思う服にする事が出来、自分の中で服を「もっと良くしたい!」という思いが強くなった。自分が実際に脱色した服を着ていると服を介して人と会話が生まれた。さらにMegu:Ruに参加してくれた人と私の知らない誰かとの会話が生まれた。このことから脱色した服は人とコミュニケーションをとる手段になるということが分かった。

図5 結果を表した図

着なくなった服に工夫を加えると新しいものに生まれ変わり、服の価値観が変わる。価値観が変わった服を身につけることでコミュニケーションが生まれる。服や服に使われている方法を知る「きっかけ」を作る人との会話。服を知った上で思い出や馴染みのあるものに「脱色」が加わった人との会話の2種類があります。「服に工夫を加える、服への価値観が変わる、価値観が変わった服を身につけると人とコミュニケーションが生まれる」この一連の繋がりを私は「Megu:Re」と呼ぶ。ここでタイトルにより深くなった。自分の作った服を日常的に身につける事で、コミュニケーションが生まれる循環Megu:Reを他者に伝えていきたい。

図6 コミュニケーションが生まれる一連の繋がり「Megu:Re」

 

お知らせ

仁愛女子短期大学にて卒業研究制作展「Thanks bite」を開催しております!学内関係者の方、じんたんの学生しか来ていただく事が出来ませんが多くの方に見ていただけたらいいなと思っております。是非お時間のある方はお越しください!!

展示作品紹介

発表動画

ファイル

卒業研究をまとめたファイルです。是非ご覧ください!!

Megu:Re 卒研ファイル

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