チーム名
チーム名の由来
森田活性化を行なっているのに、なぜか 3 人とも森田に住んでないという共通点から生まれた。 また、3 人とも森田に住んでないけど森田を盛り上げたいという想いも込められている。
目的
今回の活動目的は、北陸新幹線開業に伴う在来線の第三セクター化により、無人駅化の方針が出されている森田駅をコミュニティ拠点としての「再生」の可能性を模索することである。
方法
【1】森田地区の地域課題の整理
JR森田駅の再生を最重要課題と絞り込み、その解決策の1つとして今回の企画を提案。
【2】先進事例の調査
企画を検討するにあたり、先進事例である無人駅の芸術祭「UNMANNED」を調査した。
【3】企画内容の検討
企画会議計8回、出展募集チラシ制作、出展者の募集活動、現地見学会等
↑企画会議
↑現地見学会
【4】準備
全体デザイン、出展作品の制作、作品搬入
▶︎ロゴマーク/ロゴタイプ
ロゴマーク
動画を再生する時などにでてくる再生「▶︎」マークと「もりび」頭文字である「も」を組み合わせた。
ロゴタイプ
そのままローマ字で略すと「moribi」の「り」の部分は「ri」と書くが、「ri」を「re」に変えることで「再生」を意味している。また、この略語の読み方を変えることによって、森田に「変化」をもたらしたいという想いを込めた。
▶︎のぼり
「morebi」のロゴマークを使ってパターン化を制作したものを、のぼりにデザインした。この柄を見た時に「あのイベントだ!」と覚えてもらうことを狙っている。
▶︎エリアマップ/コンセプトパネル
エリアマップ
駅の図面に区分エリア、作品名と番号を記載した。のぼりと同様に緑・黒・白のみで統一し、文字と文字の幅や、文字のサイズ、空白を活用して見やすさを意識した。
コンセプトパネル
来場者にイベントの趣旨が伝わるように制作。これまでの会議で話し合ったことを整理して、イベントの趣旨、森田地区と森田駅の歴史を記載した。
▶︎エントランス
森田在住デザイナーの山田さんが制作してくださった。
▶︎作品搬入
11月23日(月)に各グループが制作した作品を森田駅に設置した。
【5】実施
11月23日(月)~12月25日(金)、森田駅で開催。本学からは 1 回生、2 回生合わせて 8 作品、 森田住民からは 10 作品寄せられ計 18 作品が展示された。
結果・考察
駅全体に展示したかったが、JRの指導をふまえ列車運行に差し支えのないスペースを展示場所とした。メイン展示室である貨物上屋跡を中心に、室内は待合室、ギャラリー、屋外は駐輪場、花壇空き地の計6箇所を展示場所とした。主な作品としては、地元の洋裁グループが制作した「Re:fall」。廃材を利用し、駅が「再び」活気(=流れ)を取り戻してほしいという意味が込められた力作である。
15通寄せられた来場者アンケートによると、男女比率は女性が圧倒的に多く、年齢層は20代が一番多かった。駅の利用状況は普段利用していない方が一番多く、イベントの為に足を運んでくださった方が多い結果となった。新聞やラジオを通して来てくれた方々や、さらにそこから口コミで広がったことも確認された。また、地域関係者からは「長期間で多くの作品があって良かった」「住民が集い交流するコミュニティの場として生まれ変わるきっかけになったのでは?」「将来は駅カフェを運営したい」など、駅と住民の心の「再生」に少なからず寄与することができ、今後の取り組みのモデルとなったと考える。新しい住民が増えている森田地区だからこそ、参加者や協力者をいかに増やすかが課題である。
発表動画