私はメイクが大好きで、メイクをするようになって世界が変わったと感じるほどに、メイクは私の人生に大きく影響している。
そんなメイクのすばらしさを「みんなに知ってほしい」と考えたのがきっかけ。
メイクをすると可愛くなる
⇒自分に自信がつく
⇒明るい気持ちになり、考え方がポジティブになる
⇒毎日が楽しくなる!!
そんなメイクの楽しさ、素晴らしさを発信し、メイクを通して自分のことをもっと好きになってもらいたい。
きっかけは、もともと自分はイエローベースだと思っていたが、ブルーベースではないか?と言われたこと。
パーソナルカラーとは、生まれ持った肌や目、髪などの色や質感に調和する色(似合う色)のこと。
色相・彩度・明度を軸に『春・夏・秋・冬』の4タイプににわかれる。この4タイプのうち、春と秋がイエローベース。夏と冬がブルーベース。
そもそも、『似合う』とは何なのだろうか。
この研究の中での定義は、『小顔に見えたり、顔色が良く見えたり、より綺麗に見えること』とする。
パーソナルカラーを身に着ける、つけない、それぞれメリットデメリット
実際にパーソナルカラー診断に行った。
結果は、ブルーベースウインターだった。
ブルーベースウインターの特徴…青みのある白い肌 はっきりと濃い瞳の色
得意な色…鮮やかで濁りのない色味 モノトーンやビビッドカラー
ウインターの中でも特に似合うカラー。
青系のカラー、青みがかったカラーが得意。
似合う色と似合わない色の比較。
もともと自分のパーソナルカラーはイエローベースだと思い込んでいて、それが調べてみると真逆のブルーベースだった。というのが「自分をより良く見せる」ということに繋がる大きな一歩だと考える。
パーソナルカラーを身につけ、人から褒められることが増え、自分の自信にも繋がった。
また、今まで自分に似合わないと思い、使っていなかったコスメは、ブルーベースのカラーだったことがわかった。イエローベースメイクの中にブルーベースコスメを使用していたため、色が浮いてしまい、「自分に似合っていない」と感じてしまっていたのだ。全てブルーベースで統一したら、自分により似合っているカラーであると知ることができた。
自分の正しいパーソナルカラーを知ることで、より素敵な自分になれたと考える。
きっかけは、クラスメイト28名に「自分の顔にコンプレックスはありますか?」という質問をしたところ、26名が「コンプレックスがある」と回答した。そんなコンプレックスをメイクで解消したいと考えた。
顔のどのパーツが一番大切なのかを検証した。
検証方法は、眉・目・口のパーツに分け、それぞれのパーツ以外をメイクし、印象の違いを比べた。
⚠︎この検証は、人によって結果が変わってくるため、あくまで私の顔の場合の検証
一番印象が変わるのは、目以外メイクだが、どの顔も良い印象に見えないため、全てのパーツが大事だと考える。
目以外メイクは、他のメイクに比べて、顔が長く見える。これは、目で私のコンプレックスである面長解消メイクを行なっているからだ。つまり、コンプレックスを隠すメイクをしている。
コンプレックスを隠すメイクと、隠さないメイクではどれだけ印象が変わるのか検証した。
検証方法は、私の普段のメイクである、似合う(なりたい) メイクと、似合わない(なりたくない) メイクをそれぞれし、違いを見比べる。
結果は別人級に顔が変わった。
右の顔変!と思うかもしれないが、むしろ右のほうがいたって普通のメイクである。ただ、とにかく私に似合わないメイク。メイクの違いを解説していく。
多くの人が抱えるコンプレックスをメイクで解消出来るのか。完全に消すことはできなくとも、メイクで和らげることはできると考える。
顔のパーツの印象比較では、私の顔の場合、目が一番大事な事がわかった。また、どのパーツも印象がガラッと変わるため、全てのパーツが大事だとわかった。
なりたいメイクと、なりたくないメイクの比較では、顔の雰囲気が別人のようになった。今までコンプレックスを隠すメイクをしてきたが、コンプレックス=悪いものというわけではないと思う。
私はツリ目がコンプレックスで、毎日タレ目メイクをしているが、コーディネートに合わせて、ツリ目を生かしたメイクをする時もある。
コンプレックスを隠すだけではなく、メイクでコンプレックスを生かすというのも、メイクの幅が広がり、より自分を良く見せる事ができると考える。
自分のコンプレックスをマイナスに捉えるだけでなく、プラスに考えてみてほしい。
きっかけは、新型コロナウイルスの影響で、マスクをすることが日常になり、マスクによる顔の印象の違いがきになったから。
マスクをすることでの影響
・表情が分かりにくい→口が見えない
→笑ってない?⇨怖くみえる
・のっぺりした顔に見える
・コンプレックスを隠せる⇨可愛く見える
人は初対面でマスクをしていると、マスクの下を美化して想像する。そのため普段より可愛く見える。だがその反面、表情が読み取りにくいなどのデメリットも挙げられる。
では、どうしたら印象が良くなるのか。
まず形に着目し、タレを意識したメイクと、ツリを意識したメイクを比べてみた。
圧倒的にタレを意識したメイクの方が優しそうな雰囲気に見える。
この検証結果を踏まえて、マスクメイクのポイントを考えた。
マスクメイクのポイントも詳しく解説していく
次にブルーベースに似合うマスクのカラーについて調べた。
検証方法は、白マスクの写真を加工でマスクの色を変え、印象の違いを検証していく。カラーはブルーベースウインターのカラーを使用し、写真を色彩学のトーン配色に沿って並べた。
写真を見ると、トーンのイメージの印象を持っていることがわかる。
また、ペールトーンのイメージと、ピンクの持つイメージは似ている。ペールトーンでピンクのマスクは可愛い、女性的といったようなイメージが強いことがわかる。
その為、可愛い系のファッションの時にはペールトーンでピンクのマスクを合わせるといい。
ペールトーンと同じで、トーンのイメージが写真の印象になっていることがわかる。
ビビッドと赤は似たイメージを持っていることがわかった。
赤のイメージといえば、「海外の大統領が大事な交渉をする際に赤いネクタイをつける」「勝負下着の赤」という話を聞いたことはないだろうか。
あれは、赤を身につけると血流がアップすると科学的にも生理学的にも証明されているから。
では似合う色なんだろうか。
私は明るい色や中間色は顔がぼやけた印象になってしまう為、ビビッドやディープといったはっきりとした色が似合う。だがビビッドはマスクのカラーとしては派手すぎてしまう為、ディープトーンが一番似合うと考える。
苦手な色である、イエローベースのベージュと比較してみた。顔色や顔のくすみ、輪郭などがやはり大きく見える。
似合う色のマスクをつける大切さがわかった。
マスクをするようになり、今まで当たり前だったことがそうではなくなってきていることがわかった。マスクをすることで、表情がわかりにくいなどのデメリットもいくつか見られることがわかった。今まで何も考えずにつけてきたマスクだが、マスクの形やカラー、マスク時のメイクなどを意識することで、自分をより良く見せることができるようになった。毎日その日のコーディネートやメイクに合わせて、マスクを選ぶようになった。オシャレの幅が広がり、毎日のマスク選びがとても楽しい。ぜひ、マスクをファッションの一つとして取り入れてみてほしい。
ブルーベースコスメの中にいくつか、似合わないと感じるものがあった。
買ったけど使っていない、もったいないコスメ達を、使えるコスメにするために、代用方法を考えた。
検証方法は、それぞれのコスメを、本当の用途以外のパーツ(目・頬・口)で試し、似合うかどうかを検証する。
アイシャドウ⇨チーク、リップに代用
チーク⇨アイシャドウ、リップに代用
リップ⇨アイシャドウ、チークに代用
他にももったいないコスメの使用方法を考えた。
色彩学の授業で、補色関係にある2色を混ぜるとグレーになると習ったのを思い出し、コスメでもできないかと考えた。
ブルーのアイシャドウとオレンジのリップを混ぜて、グレーが作れるのかを検証した。
結果、綺麗なグレーを作ることができた。
検証から、
・質感が似たものは代用が可能。(クリームチーク⇄リップスティック等)
・コスメ同士色を混ぜて色を作ることは可能。
だとわかった。
もったいないコスメを使えるコスメにすることができた。
買ったのはいいものの、使っていないコスメはメイクをする人なら誰でも一つは持っているはず。私はこの検証をしている時、ワクワクした。もったいないコスメに心当たりがある人はぜひ、違う使い道を探してみてほしい。
今回は検証のために使用したが、本来とは違う使い方をするということは体内に入ってはいけない成分のものもあるかもしれない。そのため、口や目の周りは使用を避けるか、使用しても危険がないかしっかりと確認することが必要だ。
同じピンクでも似合うものと似合わないものがある、といったようにわずかな色の違いで似合わないと感じることは少なくない。つまり少し色を混ぜてみるだけで似合うカラーにすることができると思う。
ぜひもったいないコスメを減らしてほしい。
この研究をしてみて、まず私は前よりも可愛くなることができたと思う。
パーソナルカラーを知ったことは、その後とても影響している。毎日パーソナルカラーのことを考える機会がある。
色々な検証をしたことで、メイクの理解も深めることができ、よりメイクの楽しさを知ることができた。
中間発表の際、「メイクにやってみたいと思った」「普段のメイクがもっと楽しみになった。参考になった」という意見を多くいただいた。また、直接一回生からパーソナルカラーに興味を持って声をかけてくれる子もいた。「メイクの楽しさ、素晴らしさを知ってもらう」という目的は達成したと言える。
反省点としては、新型コロナウイルスの影響で、直接的なことはさけることになってしまったため、発信しにくくなってしまったが、Zomなどを活用し、メイク講座などをもっと開くべきだったと考える。