卒業研究展2021

仁愛女子短期大学

卒業研究内容

16 ロゴロゴ動画

ロゴマークに込められた想いを動かす
西澤 奈績

 

目 的

ロゴマークには様々な意味が込められて作られている。特に企業ロゴには会社の発展を願った設立者の想いがたくさん込められている。だが、その思いはロゴを見ただけではわからないものがほとんどだろう。
そんなロゴマークに込められた企業の想いを動画化し、見ただけで理解できるようにする研究である。
また地元企業のロゴマークを動画化し、地元企業を応援するという目的もある。

制 作

まずロゴマークを探すために地元企業を調べていった。たくさんの企業があったが調べていくうちにリサイクル事業や緑化事業などを行なっている「株式会社白崎コーポレーション」という会社のロゴマークに目が止まった。私は一目見ただけではモチーフがなんなのかも分からず、この企業に興味を持ち動画にしてみることにした。頭文字の「S」とひよこがモチーフになっている。生まれたばかりの企業がしっかりと歩んでいくイメージでモチーフはひよこになったそうだ。

↑白崎コーポレーションのロゴマーク、ひよこに見せるため線を細くしてみる

次にどんな動画にするのかを考え、絵コンテを制作する。モデルはひよこだから卵から孵るシーンをいれたり、緑化事業を行なっている企業だから植物が成長するシーンを入れたりなどロゴマークの事や企業理念などに基づいて動画に取り入れていく。

↑白崎コーポレーションの絵コンテ

絵コンテができたら動画制作に移る。使用したのはスマートフォンのアプリで、手軽に絵を描けるアプリ「ibis Paint」と、描いた絵を繋げる編集用のアプリ「Flipa Clip」の二つのアプリを使用して制作した。描いた絵を少しずつずらして貼り付けて動かして動画を制作していった。

↑「ibis Paint」での作業画面

↑「Flip Clip」での作業画面

また同じような方法で仁愛女子短期大学のロゴマークも動画化してみた。

仁短のロゴマークの一番上の円は聖徳太子の和の精神(相手をよく理解し、互いの相違を認め合った上で調和すること)を象徴している。三本の曲線は世のため人のために役立とうとする実践(和敬・精進・反省)を表現している。また全体図は未来に向かって飛躍する若人の姿を表現している。

↑仁短のロゴマークから未来に向かって飛躍する若人になるまで

動画では上記の和の精神や和敬・精進・反省の要素を取り入れて動画にしていく

↑仁短の絵コンテ

結果と考察

できた動画はこの二つになっている。

白崎コーポレーョン

仁短

自分の考えていた通りの動きになったが、描いた枚数が少なく、動きが速くなってしまったこと、音や色が無くて寂しい仕上げになってしまったことが反省点である。

動画を見てもらった感想から「地元企業を知るいい機会になった」という感想をもらい、地元企業を応援する動画という目的は達成できた。また「Youtubeに投稿し多くの人に見てもらうのもいいと思う」という意見から、動画に対する可能性を感じた。今回のような研究に限らず、日頃から考えていることや表現したいことを形にする手段として動画という手法を使っていってもいいのではないのかと思った。

発表動画

 

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