卒業研究展2021 卒業研究展2021

仁愛女子短期大学

卒業研究内容

11.環境にやさしいウメちゃん

SDGsをより身近にする研究
梅田 晶

 

登場人物

 

まず、こちらの2人を紹介したいと思います。

左の子はウメちゃん。何らかの影響で変わり始めた未来を守るため、未来からやって来ました。右の子はイマちゃん。私たちと同じ「今」に住んでいる女の子です。

ウメちゃんと協力してSDGsを広めることになったイマちゃん。2人と一緒に活動を紹介していきたいと思います。

 

 

はじめに

研究のきっかけ

コロナの影響によりテイクアウトが増えたことでポイ捨ても増加したというニュースを見て環境問題に興味を持ったことがきっかけです。

 

SDGsについて

環境問題について調べているとSDGsという活動を知りました。

 

目的

「貧困をなくそう、安全な水を世界中に・・・」など、大きな目標を聞くと自分が関わることのできるような話ではないように感じてしまうかもしれません。

しかし、難しく考えず普段の生活の中でSDGsにつながる活動をすることで、自分や周りに変化をもたらすこととが私の研究の目的です。

 

 

調査

まず、日常の行動とそれがSDGsの何番に当てはまっているのか振り返ってみると

いつもの生活の中に8つものSDGsが当てはまっていることが分かりました。

 

他にも簡単に取り組めそうなSDGsを探しているとこれらの活動を見つけ、実際に取り組んでみることにしました。

 

実践

 

1.ミツロウラップ

 

1つ目はミツロウラップ です。

ミツロウラップ とはミツロウを布に染み込ませて作るラップのことで、繰り返し使えるのでプラスチックごみを減らせる点がSDGsの12番・14番に当てはまっています。

使ってみると、器の蓋として使うことで使い捨てラップの使用量を減らすことができました。

 

2.ECOSIA

2つ目はECOSIAです。

ECOSIAとは検索エンジンのことです。広告収入を植樹などの活動に使っているため、普段のネット検索が植樹につながりSDGsの15番に当てはまります。

 

数字が増えていくのが目に見えて分かるので楽しみながら取り組めました。

 

3.おにぎりアクション

3つ目はおにぎりアクションです。

おにぎりアクションとは、「おにぎり」の写真をSNS・特設サイトに投稿すると1枚につき給食5食分をアフリカやアジアの子どもたちにプレゼントできる取り組みです。

投稿は期間中何度もでき、写真をサイトか#「Onigiri Action」をつけてSNSに投稿することで完了です。SDGsの1番や10番など5つに当てはまっています。写真を撮るだけなので続けやすいと感じました。

 

4.選挙

4つ目は選挙です。

公正な社会を作っていくためには私たちが積極的に政治に関わっていくことも大切です。そのため選挙に参加することは16番に当てはまります。

10月31日に行われた第49回衆議院議員総選挙に投票しました。今回、投票するにあたって「2021衆院選あなたの考え方診断」と「衆院選2021候補者アンケート」2つのサイトを参考にしました。

 

5.家事の分担

5つ目は家事の分担です。

自分の家でも、ジェンダーについて考えることができます。家庭でのジェンダーの平等とは家族が協力し合い同じように分担することです。

しかし、何から手伝ったらいいのか分からないと感じたのでまず、得意分野に応じて家事の「主担当」「副担当」を決めました。料理は母、掃除は父のように家事ごとに分担するのではなく得意な人をメインにお互いが関わるようにしました。

料理といっても買い出しや食材を切る、味付けなど細分化することでその家事が得意でなくても自分のできることが見えやすくなります。

実際に料理では「主担当」を母、細分化すると・食材を切る ・盛り付けなど5つに分けることができました。そして、「できる!」と判断したものを「副担当」が担当しました。

このようなやり方で「掃除」「洗濯」などの家事も「主担当」「副担当」を決めていきました。分担することで相手が何を担当しているか分かるので忙しいときは代わってもらい、手が空けば協力するなど家族間でのコミュニケーションが増えました。

 

 

 

まとめ

現在まで私が経験できたものです。SDGsの17の目標中15個経験できました。

未経験のものとしては「8/働きがいも経済成長も」と「9/産業と技術革新の基盤をつくろう」の2つでした。

 

 

結果

普段の生活の中でSDGsにつながる活動を見つけ、実践することができました。また、

「5/ジェンダー平等を実現しよう」への取り組みとして行った家事の分担では役割を決め、協力することで家族間のコミュニケーションが増えました。これらの点から卒業研究の目的である自分や周りに変化をもたらすという点を達成できたと感じます。

 

 

考察

多くの人にSDGsに取り組んでもらうには、大きな目標ではなくみじかなこと簡単に始められることがあると知ってもらえれば考えるきっかけになりSDGsの取り組みが広がるのではないでしょうか。今回、8番/9番については具体的な取り組みが分からず行動できませんでしたが父や母の働き方・最新の技術がどのように利用されているのかなど、直接行動できなくても考え、話し合うだけでもSDGsにつながっていくだろうろ感じました。

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